ちょっと前の話ですが新しいスコープを買いました。
今MSS-20に乗せている同じくSwarovski製、6倍比で最高倍率が30倍のスコープです。

MSS-20のスコープを載せ替えたい訳ではなく、まもなく推薦を受けられる予定のライフルに載せるための1本です!
Z5が非常に使いやすいスコープだったので、その上位モデルのZ6ならまずハズレないでしょっていう単純な理由w

チューブ径は30mmになり、Z5よりかなり大きく見えますが重量は620g。他社の同程度のスペックのスコープと比べるとやはりめちゃくちゃ軽いです。
前のZ5と同じBT(Ballistic Turret)搭載モデルなので、複数の距離に合わせてゼロインしておくことが可能で、100m競技と50m競技が混在する大会などで便利そうです。

像はZ5と比べても更に明るくクリアに見えます。また、アイボックスが広くなっているようで動的の据銃でも非常に覗きやすいと感じました。同じ倍率でもZ5と比べて視野が広く、高倍率でも動的を捉えやすいです。

レティクルもZ5と同じ4Wレティクルですが、メモリの間隔が異なり、少し広くなっています。レティクルのメモリを利用して動的のリードを取ろうとすると、Z5より少し倍率をあげないとならない感じでした。

純正のレンズキャップも買っちゃいました。金属製で高級感があり、マグネットで開閉できるので使い勝手も良いです。
30mmチューブだから?
正直Z5より高倍率なだけでほかは同じような感じかなーと思っていたら、全然違いました。レンズのサイズの影響なのか、アイリリーフやアイボックスが広くとても覗きやすくなっていました。
どこかで「30mmチューブのモデルはスペースに余裕ができる分エレベーション、ウィンデージの調整範囲が広くなる」というのを見たのですが、Z6の調整範囲は1インチチューブのZ5と全く同じで、同程度のスペックの他社のスコープと比べるとその範囲はかなり狭めだったりします。その分内部のレンズ径が大きかったりするのでしょうか。
総評
肝心のライフルが来ていないので本格運用まだなのですが、印象としてはまさにZ5の上位互換です。解像度や覗きやすさは文句のつけ所がありませんw
唯一欠点をあげるとすれば、前項にも上げたエレベーション43MOA、ウィンデージ25MOAという調節範囲の狭さです。特にスラッグはライフルと比べてドロップが大きいので、傾斜のついたピカティニーレールをつけないと銃によってはゼロインが厳しいかもしれません。とはいえ、その辺の調整さえ間違えなければ、国内の競技で使う分には問題になることは無いと思います。
あとはZ5との比較になりますがやや重いということ。実際につけてみると100gの重量増加は結構ずっしり感じました。しかしそれを加味してもZ5よりこちらを選びたくなるくらい、覗きやすさや視界の広さは魅力的でした。
MSRPは2399ドル。送料やら関税やら含めるとマーチのイルミ付きのモデルよりちょっと高いかな~くらいですがそれだけの価値のある一本だと思います!