射撃場で依託射撃をする時につかうシューティングレストのお話です。スコープのゼロイン、装弾の精度を確認する時など射手の影響をできるだけ無くして射撃をしたい時につかう、銃を乗せるための台です。

殆どの射撃場に備え付けのレストがあるようです。しかし、当然射撃場によって置いてあるものは違いますし、使いやすいかどうかもわかりません。私は大会はもちろん、練習の時にも当日は1番最初に確認のために数発依託で試射をするのですが、できるだけ毎回同じ条件で撃ちたいので自分用のシューティングレストを購入しました。
シューティングレストの種類
シューティングレストと一口に言っても、色んなメーカーから色んな種類のものが出ています。1番簡易的なのは布のバッグに砂などを詰めるタイプのものでしょうか。他にも金属製のものや、プラスチック製のもの、前後セパレートタイプのもの、一体型のものなど、なかなか決められないですよね。
ベンチレスト競技では金属製のガッチリしたレストに銃を万力で締めるように固定し、さらにレスト自体も机にしっかりと固定してしまったりするようです。射撃の反動を受けても銃が全く動かないくらいに固定してしまえば、たしかに射手の影響はゼロで全く同じ条件で撃てるかもしれないですが、ゼロイン等で使うだけであればちょっと大掛かりすぎます。
ではどんなものならゼロインや試射に便利かと考えたのですが、毎回同じ狙点で撃て、かつ反動も同じようにいなせるようなレストならいいんじゃないかなーと思って条件に合う物を探しました。
Caldwell Stinger

購入したのがこちら。Caldwell Stinger Shooting Rest。
金属製の一体型で、重さは約5kg。ちょっと大きいですがトランクに入れっぱなしにして使う時だけ出し入れするならそんなに気にならない大きさ&重さです。フロントレストの高さはダイヤルで簡単に調整できるようになっています。スコープを覗いたまま片手で狙点を調整できるのがとても便利です。

GRSストックも問題なく乗りました。ただし、リアのストックの形状的に乗せ方によっては上手く水平にならない時があるので水平気をつけて確認した方がいいかも。。

こんなグループも出せたのでレストとしての性能は十分なのかなーと思います。金額はeBayで送料込30000円ほど。そこそこいいお値段ですが、長く使えるものですし買ってよかったと思える品です。
[…] 過去記事(シューティングレストの話)でも紹介しましたが、大会でも練習でも、最初に数発程度、依託射撃で着弾を確認するのがオススメです。例え同じ弾でゼロインが済んでいても、その日のコンディションで微妙に着弾が変わったりします。ちゃんと確認せずに本射に入ると、「道具のせいで当たらないんじゃない?」という不安が付きまとい、余計当たらなくなる気がしますw […]